ご自身でビジネスをされている方、これから起業をして経済的に自立をしていこうとされている方にとって『やる気』が重要であることは間違いありません。

 

 

自分の力で生きていかねばならない状況にありながら、『やる気』が出ないということになっても誰も助けてはくれないからです。

 

 

もちろん、どのような方にとっても『やる気』は重要なものですが、成果を出さずとも目先の安定が担保されている状況であれば(例えば、定額でお給料を頂けるサラリーマンであったり、定期報酬が入る仕組みが出来上がってしまっているオーナー的な立ち位置で折られる方であったり)仮に『やる気』が出さなければいけない理由に乏しいという意味で区分けをしたわけですが。

 

 

では、『やる気』とはどこから出てくるものなのでしょうか。
それは・・・

 

 

ドーパミン(脳内の神経伝達物質の一つ)です。

 

 

このドーパミンが増えることで行動を促し、目的の達成や悪い結果の回避のために、やる気を出させるのですね。
つまり、ドーパミンを増やすことが出来ればやる気を出しやすい状況を作りやすく出来るということです。

 

 

そこで、今回は、ドーパミンが出る工夫についてお伝えします。

 

小刻みに目標を設定する

 

目標を小刻みに設定することで脳の目標までの道しるべを回り道することなく最短距離で設定することが出来ます。

 

 

どういうことかと言うと、やる気のある状態こそが目標へ立ち向かう意思が強く、行動にも反映されやすい状況にな

りうるわけですが、やる気をコントロールするためにもドーパミンが溢れ出ている状態を作り出す必要があります。

 

 

ドーパミンは快楽などの刺激によって出てくると言われておりますが、『目標を達成すること=快楽』と考えること

もできるならば、目標を達成することでドーパミンが出るとも言えますよね。

 

 

そして、ドーパミンが出て、目標を達成した、1つのステップをクリアした、という状態により脳内を駆け巡り、次

なる目標に向き合う、つまり、新たな得る目標に向かうことができるというわけです。

 

 

これが、小刻みに目標設定がなされていないということになると、なかなか目標が達成できないということと共に、

目標を達成できないがゆえにドーパミンが溢れ出ることもない、つまりは、今向かっている目標達成へのやる気その

ものを奮い立たせる原動力が失せてくるということに繋がっていくわけです。

 

 

だからこそ、目標を小刻みに設定し、やる気が失せてしまう前に目の前の小さな目標を達成し、この小さな目標を達

成することでドーパミンを溢れ出させ、次なる目標へ立ち向かう『やる気』を漲らせると。

 

 

この繰り返しこそが『やる気』を持続させるための秘訣なるのです。

 

 

内的な動機付けに基づくアプローチを

目標を持つことで、その目標を達成するために行動するという動機付けがなされるわけですが、この動機付けの位置

付け(質)によってやる気は変わってきます。

 

 

例えば、人助けを考えてみてください。
大きな荷物を持っているご老人が階段を上がろうとしているのを目の前にして、
「あの、荷物を階段の上まで持って上がれば○○円渡そう。」
と見知らぬ人から言われたとします。
あなたならどのような行動をとりますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「荷物を持って階段の上まで運ぶ。」

 

 

恐らく大半の方がこのような行動を取るでしょう。

 

 

では、この行動を取ったときの動機付けとして
A.○○円貰えるから。
B.ご老人を助けたいから。
という2つの回答があるとします。
(AB両方ともが重なって動機付けとなったと言う場合もあると思いますが、今回は分かりやすくAとBのいずれかという設定にします)

 

 

あなたはどちらの動機付けされて行動した方が満足いくでしょうか?

 

 

もちろん、その時の状況など色々と考える余地はあるのせよ、大半の方はBという選択肢を選んだのではないでしょうか?

 

 

何が言いたいのかというと、
・重要(大切)だから
・好きだから
・面白いから
これらのような内的な動機付けがなされる方が、人は積極的に行動に移すことが出来るし、その後の満足感を得ることが出来るということです。

 

 

昨今のビジネス界においては、人を動かすために金銭(報酬)で動機付けをなされることがほとんどでありますが、それは瞬間的には役割を果たす一方で思うほどに成果が上がらないのは、まさしく動機付けの元となる要因によるところが大きいのでは。

 

 

ビジネスを長い目で見て運営していくには、内的な動機付けとなる部分をしっかりと育てていく必要があります。
それは、人を動かすという観点もさることながら、自身が目標を達成するために行動を起こすという観点からでも同じことです。

 

 

自分の人生の方向は自分で決めたいという欲求(自主性)
何か大切なことについて上達したいという意欲(成長)
自身よりも大きな何かのためにやりたいという切望(目的)

 

 

これらの3つの要素が、『やる気』を持続させていく上で重要な要素であると認識すべきですね。

 

 

 

 

ということで、『やる気』を持続するために重要なことを科学的(?)な観点からご紹介いたしました。

 

 

とは言え、何かを行動に起こす時の初動でもたつくこともあるかと思います。
そんな場合の瞬間的『やる気』引き出し法をご紹介しますね。

 

冷たい水で顔を洗う

寝起きですぐに仕事に取り掛かりたい時や眠たくて仕方がないけどやらなければならないことがあると言うような場合にお勧めの方法です。

 

 

ツボをマッサージする

東洋医学的にはどこどこのツボは何々に効く、ということがありますが、とにかく心地の良い気持ち良さが感じられるツボを刺激することでシャキッとした気分になれます。
特に頭のマッサージは頭の血流を良くする意味でも効果的ですね。
但し、頭痛持ちの方はご自身で配慮しつつお試しください。

 

 

他のことをしてリフレッシュする

同じことをし続けることで、頭の中が行き詰ってしまうことがあります。
このような時は脳内の作業現場を変更するという意味でも(実際はどうか分かりませんが)まったく別の作業をするのもリフレッシュになって良いです。

 

 

特にすっきりする作業をすると効果的ですね。
例えば、お掃除をするとか、洗濯をするとか。
私は時間があれば氏神様への参拝に行くとか、お墓参りに行くとかをすることでリフレッシュすることもあります。

 

 

運動をする

運動嫌いな方にはお勧めしませんが。
適度に運動をして汗をかくのも『やる気』を引き出すための初動に良いです。

 

 

軽い筋力トレーニングも良いですが、ストレッチなどはお勧めの運動法ですね。外へ出て軽くお散歩をするのも効果的です。
もちろん、時間があってガッツリと嗜むことのできるスポーツを趣味として持っているのであればそれも良いでしょう。

 

 

私は定期的にテニスを嗜むので、これが『やる気』を引き出す一要素となっていると感じております。

 

 

音楽を聴く

昔から集中力を高めるために使われる方法の1つとして音楽を流しながら作業をすることはよくあることです。

 

 

クラシックなどが適していると言われますが、自分の好きな音楽であれば何でも良いのではないでしょうか。
ただし、作業中に流す音楽はそれ相応のものにしないと駄目でしょうが。

 

 

タスク管理を徹底する

『やる気』がおきない原因の1つとして挙げられるのが。何をやらなければいけないか明確になっていないというものがあります。

 

 

詳しくは●●●を読んで頂ければと思いますが、目の前のやらなければいけないことが具体的にはっきりと分かっていれば「何をすれば・・・」と悩む余地もなくなり、サッと作業に取り掛かれるということもありますので。

 

 

とりあえずスタートを切る

『やるき』が出ない。
しんどい。
だるい。
と、だらだらと寝転んだり、テレビを見ていても一向に『やる気』は起きて来るはずもありません。

 

 

なので、とりあえず始めてしまいましょう。
作業絵おしているうちに自然と集中力が高まってくるものです。

 

 

ということで、『やる気』を自然と湧き出させる2つの科学(?)と7つの具体的な初動方法についてご紹介いたしました。

 

 

何をするにしても、その動機付けとなるものがなければ動きが鈍くなることはごく自然なことです。だからこそ、『やる気』を引き起こす方法を試す価値があるのではないでしょうか。
ぜひ、参考にしてください。